普通なお嬢様の極秘恋愛
もやもや
入学式を無事終えて、教室に戻って来た。

3、4時限目は自己紹介やら係り決めやらのホームルーム。
お昼休みを挟んで5、6時限目もホームルームと美化作業。

今日は一日中、授業らしい授業はない。
まぁ、それもせうだよね。

「もやもやする……」

席に着いて、一人、つい呟く。
何だろうな、本当に……。
放課後までまだまだ長いなぁ。
何の話しなんだか、気になって仕方ない。

「どーしたの? 上間」

「え? あ、なんでもないよ?
それより、や、やめてくれない……?」

安達君が、席に戻ってくるなりわたしの独り言を聞きつけて、後ろ向きに座った。

わたしの机に頬杖を着く顔が、近い。
思わずのけぞってしまった。
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