金持ち学校日記

Chapter 1

let's go to school

私は鈴野　愛。　現在、私立清風学園の門の前にいます。

しかーし、別に入学式でもなければ、卒業式でもない。

ではなぜ、私がここにいるのか。それは、約二週間に遡る。

「ねえ、愛！ちょっと話があるからおいで。」

いつになく、母の声が優しい。どうしたのだろう。

「はーい、今行く。」

私は、このとき胸騒ぎと言うものをしてた・・

のかは分からないがとりあえずダッシュでリビングに行った。

「あのね、お母さん再婚するのはもう話したでしょ？」

そう。うちの母は再婚する。

だからといって別にそれについてぐれてるわけでも無く、本心から私はそれを喜んでいる。

「で、今までは母子家庭だったでしょ？だからあんな中の下の学校にしか行かせなかったけどで
も、その鈴野サンはお金に余裕がる人で私があんたの事話したら清風学園に入ったらどうだだっ
て！外交官になるチャンスが増えたんだよ！」

そう、実は私は外交官になりたいのです。もちろん、頭のいい人しか出来ないのは百の承知だ。しかし、いくら無理に近くても試さないよりましだと考えている。

「清風学園かー・・でも、いいよーそんなのー！私別に鈴野サンにお世話になる義理はないよー」

そうだ。私には全く無い

「何行ってんの？　鈴野サンはあんたのためにしてやりたいってくれてるんだよ！その親切を義理だのって！馬鹿じゃないの？」