優しすぎる君
平凡な日常
フューフュー
春にしては少し冷たい風がふく。
新学期。
他の奴らからすれば期待と不安のつのるであろう日。
しかし俺、石川徹はそんなことどうでもよく、前を歩く天パのあいつ、白石美緒をながめていた。

ちびなくせに桜の花をとろうと必死にジャンプしていた。

ったく…ガキかあいつは…
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