恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
ズーズーズー

「この煎茶、すごく美味しいですね。
自分で淹れると、こうはいきませんよ」

と、最上級の微笑みで母をおだてる。

「まあ、松田さんったら、若いのにお茶の味が分かるのね〜
悠里にも、お茶の美味しい淹れ方をしっかりと教えておかなくては…」

さすが、感じの良い営業だよ。

大樹の営業成績が、常にトップなのが分かるような気がする。




・・・・・



「じゃあ、悠里。松田さんをちゃんと支えるのよ」

「松田くん、来週のゴルフ。忘れないでくれよ?」


ブオォーン…


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