二度目の恋



「もう20歳、大人だ。それに田宮はまだ36歳だ、これからだって恋も結婚もできる……もちろん子供だって出来る。俺は、これからの人生田宮と生きていきたい」



何を言っても……ダメなんだろうか
私には佐野部長とって考えは
これっぽっちもない

ただ、素敵な上司だった思い出にしたい


『佐野部長……ダメなんです。私には遥輝と同じように大切な人がいるんです』


わかってほしい。



「田宮の好きな人?けど結婚してないなら、俺にもまだチャンスがあるんでしょ?なら諦めないよ」



何を言ってもダメなんだ……と
諦めかけた時



「美奈っ!!」



振り向けば、走ってくる彼がいた
スーツ姿…走ってきたせいか着崩れしていて、髪もボサボサ
顎には垂れた汗が伝っていた
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