二度目の恋



数日経ったある休日
3人で食事をしていたら
一輝が遥輝に話しかけた



「いつから働くんだ?」


すっかり無理だと思っていた遥輝は
きょとん、としていた



「……うちで働くんだろ?」


その言葉にやっと、笑顔になる一輝と遥輝


「働くっ!実はもう退職届は出してるんだ。再来週から身体はあく」


そうか、と言い
一輝はこれからのことを話し出した


「遥輝はまだ若い、知識もないだろう。まず営業で色んなことを学べ、遥輝の状況を見て、他の部署に回す。15年で全てを学べ、話はそれからだ」


二人はなんだか楽しそうに話していた
二人の食器を下げ、コーヒーを淹れた


私のことなんて 全く気にしていない様子
けど、それも嬉しくてたまらない


私が入籍した時、遥輝は田宮のままだった
それは遥輝が望んだことだった
もしかしたら、遥輝は一輝の会社で働くことを既に決めていて
きちんとやりたかったのかもしれない


柳原の姓を使い入社すれば
嫌でも言われるだろう……社長の息子って

田宮をつかえば、問題ないだろう
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