詩集ー七色の空ー

鈍感


時間の経過とともに鈍る感情がこわい


目の前を通り過ぎてゆく何もかもに傷つくくらいなら

いっそ無神経になりたいと願っていたのに


自分が自分でなくなっていくようで

たまらなくこわい


――生まれたことすら無になるのだろうか

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