WOLF-孤独のその先-
つやめく漆黒の髪は短く切られ丁寧にセットされており
どこのブランドか分からないスーツは、彼が着るだけでまるでオーダーメイドのようにスタイルを良く見せている。
細く長い指は両手を絡ませながら少し遊んでいるようだった。
「如月組、それは華月グループが作った分家の者による組だ」
「…え………?」
「華月グループを大きくする為のみに作られた、裏社会での汚れ役だ」
「なに…それ……」