WOLF-孤独のその先-
ダメだ、この人ほっといたら本当に死んじゃう。
よく見ると腹部を押さえてるキョウヤに
私は震える手を握りしめると近付いた。
ゆっくり身体を起こそうと触れる
「さわ…ん…な…」
「でも、このままじゃあなた出血多量で死にますよ…」
起こした身体を見て唖然とした、
この人…刺されてる…
腹部には切られたような一直線の傷
そこからドクドクと血が溢れ出している。
私はキョウヤの頭を自分の膝に乗せると、着ていたパーカーを脱いで腹部へと押し当てた