WOLF-孤独のその先-



「変なことしないから警戒しないで!飯食うだけだよ」




変なことってなんだろう。
そもそもそんな事言われたら余計に行かないのが普通の人なんだと思うのだけれど…




「でも本当にもう帰るから」



そういってジーパンの後ろをパンパンとはたきながら立ち上がった私の腕を、金髪はこりることなく掴んでくる。



別に電車に乗るわけじゃない、私の家はここから歩いて15分くらいだし電車に乗る必要はない。




だけど私は決まって終電がなくなる15分前には繁華街を後にする。




電車が無くなれば人の流れもなくなる、だから別にここにいる必要はなくなるから。





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