【完】365日、君をずっと想うから。








それから家に帰った私は、お父さんとお兄ちゃんにチョコをプレゼントした。



お父さんとお兄ちゃんも、びっくりしたようにチョコを凝視していたけど、やがて「ありがとう」って言葉とともにチョコを受け取ってくれた。



渡すのもドキドキだったけど、受け取る2人も突然のプレゼントにドキドキだったらしく、お父さんなんてチョコの箱を落としそうになっていて。



それを咳払いで誤魔化すお父さんに、思わず笑みがこぼれてしまった。



お父さんとお兄ちゃんチョコをプレゼントするというミッションを終えた私は、部屋に戻った。



お父さんとお兄ちゃんにもチョコをプレゼントできて、良かったなぁ。



軽く浮かれながら勉強机に腰掛けたところで、ふと、未送信フォルダに溜まったままのメールのことを思いだした。

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