【完】365日、君をずっと想うから。
「綺麗だなぁー……」
太陽が反射して、宝石のように輝く水面を見つめていると、隣でジャブジャブと水が音を立てた。
見れば、蓮が海の中に入っていったところで。
「つめてー」
いつもより弾んだ蓮の声。
蓮も楽しそうだなぁ
なんて微笑ましく見つめていた、そのとき。
──ビシャッ
冷たすぎる水が顔に直撃した。
「……」
波のせいなんかじゃない。
犯人は……
「れーんー…っ」
顔に滴る水を拭いながら怒りの声を上げると、してやったり顔で笑う蓮。
「ぼーっとしてる方がわりぃんだよ」