いいじゃん、俺の彼女になれば。
うかつに、口なんか開けない。



だって、開いたら……。



ゆるふわ王子の機嫌を損ねるようなことを言っちゃうかもしれないもん。



そんなの、怖い。



だから、無難に大人しく……。



「なんでもないよ」



ニコニコ笑顔を浮かべていよう。



こんなあたし、窮屈だけど。
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