いいじゃん、俺の彼女になれば。
「…………」



「考えてもみ?
彼女にあげる誕生日プレゼントだよ?
そんなの、自分ひとりで選ぶに決まってんじゃん」



「……あの、あたし……。
まだ琉玖の彼女でいいの?」



「……は!?」



琉玖は、大きな目をまんまるにして驚いた。



「ちょっと待って。
その意味、俺、わかんない」



「……だって、琉玖。
1~2週間で彼女と別れるって聞いたから」
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