太陽と月

私が今日から通う一条高校は地元から、電車で3駅目のところだ。

私は少し小走りをするように急いで駅へ向かった。




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「おはよーう!はーずーきー!」
そう大きな声で駅のホームで手を振るのは
中学からの親友、長本皐月(ナガモト サツキ)だ。

「おはよー!相変わらず元気だねっ。皐月」
「当たり前!今日から高校生活でしょ?気合い入れてきたんだから!」

そう言ってガッツポーズをして今私達の年齢で流行っているブランドのピアスをチラつかせる。


さすが私の親友。
皐月はお洒落には敏感でオシャレ番長って
呼んでも過言ではないくらいお洒落。
スタイルも私と違って良く、羨ましく思う。

「いい人見つかるといいねっ!」
そう私が笑顔で言うと文句があるような顔で
私の顔をキリッと睨らみ腕を組む。

「もちろん葉月の王子様も探すよ!中学の時よりも気合い入ってるように見えるし。」

バ...バレてた...
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