君と恋の歌
「着いたら起こすから、寝てていいよ」
「…うん、ありがとう…」
安心しきったように隣で眠る空が、愛おしい。
なんて、いい大人がそんなこと思って恥ずかしくもないのかとも思うけど、無意識にそう思ってしまう。
「…無防備な顔しちゃって」
今日だけで二度も見た寝顔を見るのは、これで何回目だろう。
フロントガラスに映る、あいかわらず小さい子供みたいに眠る空の顔を見ながら帰り道を運転した。
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