君と恋の歌
「そっ。結婚してるの。空ちゃんはかわいいけど手は出さないから安心してねっ」
悪い人じゃない。
それはわかったけれど、やっぱりちょっと軽いかな…
なんて思いながら苦笑いすると、ハルさんが「もう帰る時間だよ」と言った。
未成年のときは時間が決まってて普通だけど、ハルさんは二十歳になった私にもそういう。
それは、空太が心配するからなのはわかってるけど、もう少し話したい気持ちもある。
「うん、じゃあまたくるね」
「あ、ついでに一樹送ってあげて」
「おっけーい」