(続)病弱女子とお医者様
第二章

十年後

咲人が生まれてから十年が経ち、
私たちの間にはもう一人子供が
生まれた。

進藤 姫華(ヒメカ)

今あの頃の日向葵と葵結と
同じ年齢。

ちなみに日向葵と葵結は
中学生に。

咲人は小学生になった。

姫華は日向葵と葵結と10個、
咲人とは7個離れている。

だからか、3人とも姫華のことに
なると凄く過保護になる。

姫「ママ~姫の今日のお洋服は?」

姫華は葵結がいる影響か、
凄くおしゃれさん。

 『お部屋にない?』

姫華が確認しに行ってる。

姫「あった~葵結ねぇ着せて?」

結「いいよ、おいで!」

葵結は優しいお姉ちゃんに
成長した。

 『さあ、ご飯できたから食べるよ。』

葵の出張がない限り、みんなで
一緒に食べる。

我が家は、夜が洋風になることが
多いから、朝は必ず和食にしている。

おかげでみんな好き嫌いがない。

葵「葵結は必ず今日も吸入器を
  持って行くこと。」

葵結は私の影響を凄く受けて、
酷い喘息持ち。

葵は責任を感じることはないって
言うけど、私の体が弱いせいだから。

我が家の男たちは幼稚園頃とかは
持っていたけど、今は滅多に
発作は起きなくなっている。

姫華もまだ小さいからかも
しれないけど、喘息はまぁまぁ
酷い方。

何回か入院もしているし…。

結「パパ、今日体育で持久走
  あるんだけどだめかな?」

葵「う~ん。この後学校行く前に
  診察して、異常なければいいよ。」
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