不器用な彼が隠した2文字




「…私もここにいても、いいですか?」




ちらり、と私を見上げてから朝比奈先輩は、


「…勝手にすれば?」


と言った。



人ひとり分。

それくらいの距離を開けて、朝比奈先輩の隣にそっと座り込んだ。





「なんで屋上開いてるんですか?」



「知らね、最初から開いてた」



「へえ…」




そんなことあるんだ。

誰かが閉め忘れたのかな。



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