不器用な彼が隠した2文字
「ただの寝不足かしらね。
昨日寝なかったの?」
「はい、眠れなくて…」
「夜更かしは良くないわよ。
私、ちょっとだけ職員室に行ってくるから、ちゃんと寝てなさい」
はぁい、と返事をすると、先生は朝比奈先輩に向き直る。
「運んでくれてありがとうね。
授業戻っていいわよ」
「はい」
軽く会釈した朝比奈先輩に、保健室から出て行く先生。
「…」
少しの沈黙のあと、朝比奈先輩はベッドの横にある椅子に座った。
「え…」