恋涙
朝。
さっそく百合は
あたしの教室に
入ってきた。

「藤原さんってー友輝のことが好きなんでしょう??」

わざとらしく大きい声で言われた。

まぢウザイ…
あたし百合に何もしてないのに。
最低なやりかた。


毎日会う度に言われる
あたしは耐えられなくなり
髪を切った。
友輝を忘れるため…
友輝を思うと涙が止まらなかった。
辛すぎた。
あきらめなきゃいけないと
勝手に決めつけて。
「彩友美…大丈夫??」

「全然平気!!気にしないでっ」

「彩友美…」

それから何回か心配されたけど
大丈夫だと言ってきた。
本当は大丈夫じゃないのに
誰かに頼りたいのに…
1人で抱え込んで
心はたくさんの傷がついた。
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