梅ノ木ノ下、君ヲ想ッタ日
朝ノ光



ピピピピッという電子音


電子音の元の目覚まし時計の位置は体が覚えている




朝の光を浴びて


癖のように髪を一撫でして上半身を起こす






大きな溜息を1つ。


穏やかな空気をかき消すかのように吐き出した息は空気に紛れて消えていく




あぁ、朝が来た



ひとり、笑い、泣いた、朝のこと


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