梅ノ木ノ下、君ヲ想ッタ日
学校



学校の最寄り駅へ着き、改札を出たところにある大きな柱に3人並んだ。



「あいつ、寝坊したんじゃねえ?」



「確かに確かにー!

矢城、電話して!で、ん、わ!」



「電話だと電車に乗ってた時にでらんないだろうからラインしとくね」



そう言ってラインのアプリを開く。




真衣(まい)に「遅いぞー!罰金100円ね!(笑)」とおくり、1つ溜息をつく。



「矢城ちゃんさぁ」



「ん?」




「なんかあった?」



心配そうな顔で私の顔を見る勇大。




「んーーと…」



ーーどうしよう…。なんて答えればいいのかなぁ……



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