私は先輩の浮気相手 番外編。
高校生になると、俺とかすみに微妙な空気が流れた。
「ねぇ、しゅう。
どうして避けるの?」
俺はかすみを傷つけたことを、ずっと根に持っていた。
だから咄嗟に、
「ごめん、浮気。
してたんだよ――...」
こういえば、かすみは嫌ってくれると思った。
もう俺らは、昔みたいに戻れないと思っていたから。
大きく目を見開いたかすみ。
それから俺が見たのは、かすみの鞄についている、俺とおそろいのストラップ。
―まだ、付けてくれてたのかよ...。
俺の心がぐらぐらと揺れ、自分でも分からなくなっていた。