私は先輩の浮気相手 番外編。






俺はゆっくりと起き上がる。

心の中ではよかった、なんて思った。




その時隼人と視線が合った。


(コイツ..何で悲しげな顔してんだ?)




かすみが部屋を出て行った後、俺はその場に立ち尽くしたままだった――。






母さんにウソをつかせたのは。

俺がすべてを話したからだ。




「かすみに...ウソがばれたら。

情けなさ過ぎて、俺どんな顔したらいいのかわかんねぇし..。



いつか俺の口から言うから...。

黙っててくれねぇか?」



母さんは何も言わずに頷いてくれた。



それで俺はかすみに、別れを告げようと決意していた――。


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