永遠の愛をキミに～星空を見つめて～

でも、俺を心から応援してくれる優しく、強い宇宙は今では、大切な存在になった。





「ありがとう、宇宙。無理して笑わなくていいよ。」





「彼女みたいなこと言うなよ〜。圭人の前で泣くなんて……無理……。」





無理って言いながら、静かに涙を流した宇宙。



「泣いてんじゃん。やっぱ、宇宙はいい奴だな。」




「なんだよー。圭人のくせにーーー。」




「圭人のくせにーーーってなんだよ。」



「彩ちゃんを幸せにしろよ！」

「うん。」



「笑顔にしろよ！」

「うん。」



「彩ちゃん、泣かせたら、圭人のことぶっ飛ばすからな。」



「ふっ、わかったよ。」


「オレが盗まないうちに彩ちゃん盗めよ。ドロボー。」


「ありがとう、宇宙。」


俺が笑ったら宇宙も笑った。



俺たちの友情は、今までよりもずっと強くなった。