さくらの檻の中で。(仮)
「橘さん、何番線?」
「あ、3番線、だよ!」
「3?家そっち方面なんだ?」
「うん」
「あたしは1番線ーー…」
あ……
「?なぎちゃん?」
目の前を歩く滉、と
……休み時間に滉といた女の子ーーー…
本当にふたりで勉強、してたんだ。
…何気に距離も近くて
たまに肩とかぶつかってるし。
なんか…むかつく。
「あ、同じクラスの、五十嵐くん?だっけ
あれ?五十嵐くんってなぎちゃんと
その……つ、付き合ってるんじゃないの?」
「え?」
「噂になって、た、よね…?」