さくらの檻の中で。(仮)


今思えば
本当に最低だったと思う。


あたしは
本当に汚れていた。


他の人に触れることに
触れられることに

なんの抵抗もなく、
またぬくもりさえ感じて


それを悪いなんて1ミリも感じなくて

自分の逃げ道なんだって
信じ続けてた。


勝手に、
あたしは
大事なものをなくしてたんだ。


< 30 / 239 >

この作品をシェア

pagetop