★MyHomeの秘密★♪



「うん?なに?」


前を歩いていた友利亜は、あたしに呼ばれ一端足を止めて振り返る。



「あ、あのさ!ひ、ひとりじゃ危ないしお、送ってくよ!」


「送ってくって…どうやって?」


「あ、歩いて…」



そういった瞬間、ピクッと前を腕を乙女ちっくに振って歩いていたお母さんが止まって、


『栞、逃げようなんて思ってないでしょうね…?』


と、どこから出ているんだ!というものすごーく低い声で聞いてきた。



「それじゃあ栞が帰り、危ないじゃ〜ん!」

と友利亜がお母さんよりも先に言った声など全く耳に届かず、
あたしはビクッと体が硬直し、思わず…「はいぃぃっ!」と言ってしまった。



『それならいいわ♪』

にこっとして、また同じように前を歩いて行く…。



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