★MyHomeの秘密★♪



凌兄め…

おかげでお母さんは聞いてこないくせに、チラチラとこっちをみてはピースをしてきて…
それがまた余計に嫌だったり。
他の視線が妙にチクチクするような気がしたり。




はあ…

あたしの心はもうボロボロです。


昨日はまともに寝れなかったし(6時間は爆睡してたけど…)、もう一回寝よ〜。
あ、その前に友利亜に電話しようかな…。



そんなことを考えながら、自分の部屋まで歩いていたら、勇紀があたしを呼んだ。


「勇紀、あんた部活行かなくていいの?」


確か勇紀のサッカー部って、土曜日も練習あったような…。



「あっ、えっと…今行く……」


なんだか歯切れの悪い返事。
なんだか考えてるみたいだし。それになんかあたしに言いたそうだし。



「あのさっ…」
「あッ!」




「…っなんだよ?」

「いや、別に。」


そう言えば勇紀のことはシカトって決めてたんだった。
けどもう面倒臭いし、いいや。



「それよりなに?」


「ああ……あのさ…っ!」




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