★MyHomeの秘密★♪



「本当に楽しそーだもんね〜」



ホント、馬鹿がさらに馬鹿面になってるよ…。


卵焼きをつまみながら、ぼーっと観察する。


あ、勇紀がゴールを決めたみたい…
あいつ…ガッツポーズなんか決めちゃってるしっ!
自然と笑いが込み上げてくる。

ホントにサッカー好きなんだなあ……。



「そういえば、今月末サッカー部大会あるらしーよ!」


「へー」


あたしはまったく興味がなく、もくもくとお弁当を食べていた。



「勇紀、選手に選ばれるかな?」

「無理でしょ〜」


あたしは半笑いしながら、お弁当をしまう。


だって勇紀がだよ?
絶対無理だってー。


「そう?」

「うん。無理無理!」


友利亜はそうかなあ…と納得いかなそうな顔をしてたけど。

勇紀がなんてありえないって!




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