★MyHomeの秘密★♪



「すごいゆうちゃん!!じゃあお弁当、いつもよりもっと美味しいの作るからねっ★!」


「おう!サンキュー雛♪」


雛に始まってお父さんお母さんも大喜びしている。
『それならビデオカメラ買わないとあなた!』とまで言っている。冬兎も勇紀に肩組みされて行くことになってるみたいだし…。
どうしようかなあ…あたしサッカーってよくわかんないし。
ぶっちゃけ面倒臭い。


「俺、無理。その日大学ある」

今まで何も言わなかった凌兄がいきなり言い出した。


「あらそうなの?残念ねぇ…凌、その日休めないの?」


「あー…午後からなら行けるかも。でもまだレポート出してないし、その日〆切りだから微妙」



盛り上がっていた所に釘…
火に水を注いでくれた凌兄にちよっぴり感謝する。

これであたしも行かないって言いやすくなった。





< 93 / 587 >

この作品をシェア

pagetop