君だけの王子になるために I

第2章 新職場

なんで私が秘書課に?

「不服そうな顔だね、田中さん」

「そりゃあ、いきなりは・・・・」

「田中さんには、本社からきた方の秘書をお願いするわ 新人同士」

「そんな・・・・・・」

「耳寄り情報、その方は上田が結婚する相手のお兄様だそうです。そそうのないように」

上田、上田ってうるさい


ドアをノックし

「本日付で何故か秘書になった
田中 美桜です。至らないとは思いますがよろしくお願いいたします」



「俺の事は知っているな?
海東 匠だ、よろしくな」


たくみ?

「今日は、挨拶まわりにでますがよろしいでしょか?」

「おい、たくみで何か言いたいことはないのか?」

「たくみ?あぁ尻軽男のはなしですか?私には関係ございません 何かありますか?いきますよ」


「じゃあ、夜どう?」

「夜?予定ありますが何か?」

こいつもうるさい、
海東専務いきますよ。
< 6 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop