愛の行方
あれからすぐに、もともとあまり良くなかった国交が悪化し、クレセントとソレイユはいつ戦争が起きてもおかしくない状態となった。
やがてソレイユの国内では、『クレセントと戦い、国土を広げよ。』と唱える者が多くなり、それに賛同する国民も増える一方だった。




そして、レナルドが21歳になったとき、事件は起こった。
航海していたクレセントの王妃を乗せた船をソレイユの海軍が襲撃し、沈没させたのだ。
これにはクレセントの国王も怒り、ついに戦争が起きてしまったのだ。
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