君の言葉で一喜一憂。
私が翔の事を句美先輩に伝えるととたんに句美先輩が「はぁーー!?何それ!?翔鈍感すぎでしょ!頭おかしいんじゃないの!?」と怒り始めた。句美先輩はまるで私の気持ちを代弁してくれているみたいですっきりしたのだが、問題はその後だ。
句美先輩はこういったのだ「もう!なんかむかついてきた!こうなったら翔に一花ちゃんが直接聞いてみるのが一番じゃないかな?」……………はい?
私が、翔に『翔は私が、翔のことを好きで私達は付き合ってるって事を分かってる?』ときけっていうの?……
いやいやいや!無理無理!こんなセリフをいつか言う時が来るなんて思ってなかったし!
そう、心の中で葛藤した後私は、先輩に「さすがにそんなこと勇気がなくて言えないです」……と言うとその場にいた風花先輩が「それは言えないでしょーー」と言ってくれた。私は、そこで安心したのもつかの間、句美先輩がある行動に出た。
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