未来から下剋上しまーす!


「蒼竜様が…」

「笑った…!微笑んでくださった!」

「やっぱり、蒼竜様好き♡♡」


後ろできゃあきゃあと叫ぶ女子達の声に耳を塞ぐ蒼竜。


「ったくもう…飴と鞭なんだから…。


ってか、いつの間にあんな規約があったのね…」


「まったく、そうだよな!

俺の出番とかねぇじゃん!」


そこへ圭がヒョッコリと顔を乗り出す。


「お前すっかりヒーローだよ。

沙耶を空中でキャッチして着地とか、王子かよ?!」


『じゃあ、お前下僕?』


「はぁ!?ふっざけんな!嫌だ!」


『冗談だって笑


それより圭。

テーピング貸してくれねぇか?』

< 211 / 373 >

この作品をシェア

pagetop