starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
クリスマス・ラブ
そうして家に着いた。理桜は少し寂しそうに家の中に入っていった。そんな背中を見送った簾音。

「完全に凹んで…全く。2人が2人揃って一喜一憂して何がおもしろいんだか…でも玄馬様の心の雪が溶けきったらどうなるのか…見物だな…」

そんな事を考えながら少し嬉しそうに簾音は屋敷に帰って行った。
一方の玄馬は青山にチクリと刺されていた。

「本当に玄馬様は…」
「なんだ…一体」
「行動なさいませとは言いましたが喧嘩に輪をかけろとは言っておりませんが。」
「喧嘩売ってるのか?」
「私売っておりませんがそう取れますか?」
「それ以外何もない。」
「ほう?」
< 160 / 246 >

この作品をシェア

pagetop