starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「俺の彼女に気安く声かけんなって言ってんだよ。ばぁか。」
「は?やんのかてめぇ」
「こいつに手ぇ出したらただじゃおかねぇよ?」

そう言われ頭に血が上った男達は玄馬の胸ぐらをグッとねじりかけた。そんな男達のスネを下駄で蹴った理桜。痛みにもだえる男達を見てすぐさま走ってその場を離れ明るさが少ないところに辿り着いた。

「ハァハァ……ッハァ…」
「ばか…本当に……」
「だって……なんか必死で…」
「それより何より!…無茶ばっかりして…」

そういうとそっと抱きしめた玄馬。突然の事でドキッとしながらどうして良いか解らないまま抱きしめられた腕の中にいた理桜。
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