【完】喋れない可憐な華~番外編追加~
第4章

貴方が分からない


「用事ってなんだろうね?」

「さぁ?なんだろう。」

「俺は関係ないから、翔、流喜!
じゃあな!」

みんなで海に行ってしばらく経ったころ、狭蘭からの呼び出しがあった。
不思議になりながら私たち3人は狭蘭の倉庫へ向かっていた。


「そういえば、最近竜胆の動き活発になってきたよね。
姫王の人たちがすごい狙われてるって聞く。
斗愛くん達大丈夫かな?」


竜胆か、なんで姫王を攻めてるのだろう。
姫王は不正なことなんてしてないのにな。

「大丈夫。
ってよく斗愛達が姫王の人間だってわかったね」


「いや、普通わかるよ。
顔見れば」

そっか。そういうものなのか。
竜胆はなんで姫王を襲うのかわからない。
なんでだろう。

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