生きる。
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哉斗side


「忙しい子だねー。

姫なのにあんなに働く?

下のミスで姫がケーキ作るって。

彼女のことも代わりに総長に頼んで。」


爽がそんなことを言った。


「ま、それが由茉のいいとこなんじゃねーの。」


颯がそんなことをいうのと珍しい。


「誰とも平等でいようとするしな。」


と純。


俺と湊は何も言わない。


最近湊の考えてることが全然わからなくなってきた。


他のやつらはわかるんだけどな。


まあ如月の総長だしな。

またひとつ大きくなったってことか?

由茉がきてから湊は変わった。

最初は俺は湊が由茉を姫にしたことを疑ったが

今ではすっかり由茉の虜だ。

あいつ、小林の件があってから

こんなやつもいるんだと思い知った。

こんなに俺のことをわかっててくれてて

俺のことを思ってくれてるやつがいるんだって。


もちろん湊たちは別格なんだけど。


いつの間にか由茉のこと好きになってた俺。


由茉が誰を好きなのかなんて、バレバレすぎるし。


お互い両想いだから俺の出番はなし…だよな。

どうする?当たって砕けてみるか?


うーん…。


「哉斗、それもありだと思うよ。

やってみなきゃわかんないしね。」


突然爽が言った。

……俺の考えてることバレてたか。


「は?爽いきなり何いってんだよ。」

純は意味不明って表情をしながら言った。


「哉斗。」


湊は俺を呼んだだけで何も言わない。

……湊にもバレバレか…。


「はは、やっぱ総長と副総長には敵わねーな。」


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