生きる。
お店を出ると男たちは女の子に囲まれていた。
「す、すごい…」
哉斗と爽大丈夫かな…
「由茉?行くよ?」
「え!?あの中入ってくの?」
「それ以外どこに行くのよ?
ほら!」
莉桜は私の腕を引っ張って
集団の中に入っていった。
「お待たせ~。」
中心につくと莉桜は秀にいった。
うー…視線がいたい………
「哉斗、爽、大丈夫…?」
「由茉ちゃんの顔見たから復活~!」
と元気良く哉斗がいった。
「とりあえず殴っちゃいそうだから
早くどっか行ってくんない?」
周りの女の子たちに笑顔で言う爽が
いつもと違いすぎて怖い。
「買えたか?」
優しく聞いてくれたのは湊。
「うん!買えたよ!
待たせてごめんね?」
「いいよ。俺は大丈夫。
それより颯がやばい。」
颯を見ると楽しそうに女の子と話している。
「はぁ…仕方ないなぁ。
颯。なにしてるの。」
最近気がついた。
颯も女の子を選ぶらしくて
こういう風に絡んでくる女の子は嫌いらしい。
あとしつこい子。
「じゃあ姫が呼んでるから。
ばいばーい!」
仮面の笑顔を張り付けた颯が戻ってきた。
「颯もやめればいいのに。」
「もう癖みたいになってるんだよね~。」
そう私に言う颯からはもう笑顔はなかった。
颯は私と話すときあまり笑顔を向けない。
もちろん楽しいときは笑う。
きっとこれが素の颯なんだろう。