生きる。
「一輝、なにしてるの?」
私はそういって一輝の腕に自分の腕を絡めた。
「え?由茉?」
「(ナンパ?)」
口パクで聞くと小さく頷いた一輝。
仕方ない。
「私の一輝なんで。ナンパやめてください。
そうだ、一輝。今日うちに友達呼ぶの。
一緒にご飯いい?」
端から見たら同棲してるカップルのような
ただの兄弟の会話を隣にいた女の人達に見せつけた。
「あぁ、いいよ。」
そう言って私の頭を撫でた。
それを見て女の人達は去っていった。
「はぁ、助かったよ。
由茉、ひとり?」
「ううん、湊たちと一緒だよ。
私早く戻らなきゃだからまた家でね。」
「あぁ、じゃーな。
ありがとな。」
私は一輝に手を振り、湊たちのもとへ戻った。