愛のシナリオ
「もしかして貴方ココロ様?」
「えっ?」

ここにも知ってる人がいた。

「ここに住んでた人がココロ様にわたしてほしいて」
「ありがとうございます」

お母さんが大切にしていたアクセサリー。

私の一つの思い出。

お母さんはつけないで箱にしまっていた。

「ココロ様逃げてください!ここにはまたあの人達が来ます。遠くへ逃げてください」
「はい」

私は走り出した。

何処までも何処までも。

いつの間か服は汚れて破れていた。

だから動きやすいようにドレスの裾を破いた。

髪飾りも外した。

なんだか心が軽くなった気がする。

気持ちも楽になった。

自由を手に入れたい。

また走り出した。

そしてまた街が見えて来た。
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