キミに想いが届くまで。
シートを敷いてその上でコンビニで買ってきたお弁当やデザートをみんなで食べていた。
私の隣には深田くんがいて、急に顔を覗き込まれるからびっくりする。
いや、それだけでなく私の気持ちをぴしゃりと当てられたことに対してもすごく驚いた。
目を見開きながらもとりあえず頷く。
「わっ」
「心配すんなって。
オレは梅ちゃんと離れないって確信あるから」
「な、何で?」
「赤い糸」
「へ?」
私の肩に腕を回し、グッと顔が近づいてドキドキしている。
けど、深田くんはそんな冗談まで言ってしまうから思わず笑っちゃった。
小指を立ててる深田くんは、私が笑ったのが不思議なのか首を傾げる。