letter〜この出会いは運命〜
クラスのドアを開けると
「遅いわよ和歌ー!」
と言って抱きついて来るのは私の親友の夜美ちゃん。
夜美ちゃんはおうちが隣で凄い美少女。
さらにとても優しいんだ。
睨むと悪魔……。
時計を見ると五時半が来ていた。
「待たせてごめんね?」
そう言うと夜美ちゃんはニヤニヤしながら聞いてきた。
「で?告白は誰からだったの?」
夜美ちゃんは朝一緒に呼び出しが書かれたメモを下駄箱で見ているので告白のことは知っていた。
「えと・・・・・、新地碧泉君・・・・・」
「え??」
夜美ちゃんは固まった。
数秒たってから
「えぇぇぇぇー!」
と言う物凄く大きな声で驚いた。そしてうんうんと頷きながら
「遂にアイツも和歌の可愛さに気が付いてしまったか・・・・・。」
と呟いた。