続・いじめ ―終わらない想い―
最終章 新想


お父さんとは言葉を交わさずに、
今日は、鈴華がいられる最終日。

…終わって欲しくない日の始まりを告げる朝日が 昇った。

もう一度、この光を見た時…
それが 鈴華との別れだと思った


「おはよう」

AM6:00。ばたばたと物音を立てて階段を下りてきた私達に、珍しく父が挨拶をしてきた


どこか、鈴華は嬉しそうな顔をしてた
ありきたりな朝食が3つ。

このテーブルに3つ同じ食事が並ぶ事は 滅多にない


< 121 / 138 >

この作品をシェア

pagetop