俺に恋焦がれろ


ほら、睨んでる・・・





部署内では

「田野倉・・・ちょっと」と部長に呼ばれたり、先輩に話しかけられたり
決まって聞くのは、「大変だね、何かあったら、遠慮なく相談してくれよ」と心強い言葉に励まされた。


仕事にも集中でき、あっという間に
退社時間になった。


『何事もなくて、良かった』この油断が、仇となった。

トイレに行きました。

上から、降ってきました。

バケツの汚水と氷水が・・・

「いつまでも、ちんたら副社長に取り込むな、さっさと別れろ」


「いい気味・・・・」



取り巻きを引きついて出ていった。


幼稚な苛めだね









そうちゃんにメールやめて

のんちゃんに来てもらった。

「酷い、なんでなっちゃんが的になるの?」

「お願いしていい?私の自宅にいる
高梨さん呼んでくれる?」

スマホを操作して繋いだ
事情を説明して着替えを・・派手な車で・・・・

「でも、こんな事してたら・・・」


「うん、もっとでしょうね、それが目的、父に言えば一発だけど、父には関係ないからのんちゃん迎え入れて高梨さん知っているでしょう?」


「うん・・・・」


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