たまにはお伽話でも

使いの者
「おお、ガラスの靴がピッタリだ!
ではアナタが、舞踏会の夜の姫!」


シンデレラ
「うふふ、ええ、まぁ」


継母・姉A・姉B
「キ─────っっ くやし─────っっ」


使
「では早速城へ行き、王子との結婚式を」



「だが断る」


使
「なんと!? なぜです!?」



「だって私、意地悪なお母さまやお姉さまたちを凹ませたかっただけなンだもの。
ざ・ま・あ~~~♪」


母・姉×2
「キ─────っっ くやし─────っっ」


使
「でも…
『王子と結婚して幸せになりました』ってのが、若い娘の夢ってモンでしょう?」



「そうかしら?
一目惚れで名前も知らない女と簡単に結婚しちゃう男なんて、一目惚れで名前も知らない女と簡単に浮気するに決まってるわ。
幸せになんかなれっこないじゃない」


使
「そ…それは… ご尤も…」



「でショ?
有り余るお金や権力なんて必要ないの。
私は、私だけを愛してくれる優しい男と幸せになるわ」


使
「ううむ… ご尤も。
いやはや、堅実なお方ですな」



「そう?一般的な結婚観だと思うケド。
女って大抵そうじゃない?」


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