Share Heart
はぁ、とひとつ大きなため息をつき、ベッドに寝っ転がった。

もう夜になってしまった。

次に太陽が昇れば、高校に行くことになる。

高校に通うことは不安ではなかった。

学力だって充分に足りてるし、友だちだって出来るだろう。

なのに、こんなにも心がもやもやする。

すべてがうまくいきそうなのに…

私にはまだ足りない。

私は何かを欲しているのかもしれない。
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