相合傘〜黒板のジンクス〜

まだ、耕祐のこと好きでいたかったよ!

だけど‥私は諦めたの。

耕助に抱いていた想いを思い出にしたの。


あの時の気持ちを思い出させないで。


私の努力を無駄にさせないでよ!


「なんでそんなこと耕祐に言われなきゃいけないの?耕祐には藤堂さんがいるでしょ?私なんかより藤堂さんと一緒にいなよ。私のことなんか気にしないで藤堂さんと‥」


「さっきから姫夏莉のことばっかり言ってるけど、俺と姫夏莉はただの友達だ!」


「じゃあ、友達だったら抱き合ったりしないでしょ⁉︎でも、耕祐と藤堂さんは抱き合ってた。私はそれを見てたの!」


あれを思い出すだけで辛い。
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